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Column

価値提供

2017.7.10

最近ゴルフは80台で回る西尾です。おこがましくもコンペで2連勝しております。空気読めず申し訳ありません。

また、先週、初めて「ファスティング」なるものに挑戦してみました。
発酵飲料だけ飲み(それだけで結構カロリーは取れる)、あとは炭酸水のみで3日間、お酒も飲まず、どんなもんかいなと思っていましたが、意外と辛くはなく、「やりゃーできるもんだな」と感じた次第です。効果もありました。
ただこれで思ったことは「つまんない!」。何食べようとか何飲もうとか、そういうことって生活の中でとても大事な楽しみであるということに改めて気づかされました。

さて、タイトルの価値提供。

クライアントの管理職研修の実施や、評価会議や目標設定会議などに出席させていただくことも多いんですが、働く皆さんは、どのような価値どのくらいを出していますか?

この棚卸はとても大事だと思います。
目標設定の際に、「あなたの今期のメインミッションを書いてください」ということをお願いしていますが、なかなか最初からそこをすんなり埋められる方は多くなく、悩んでいらっしゃる方も多いのが現実です。
このメインミッションが会社と本人、上司と本人でずれていることも多々あります。これは痛いことになるので、必ずすり合わせていただくようにお願いしています。
そしてメインミッションは、単に「○○業務」とか「○○の管理」と書くのではなく、「○○を△△する(△△には、現状より何かをよりよくする表現を入れる)」と書いていただきます。そしてその△△を具体的にどのくらい「よりよくする」のかを目標管理シートに書いていってもらいます。

この作業が「どのような価値をどのくらい出すのか」ということにつながります。

仕事は、「価値を提供すること」です。
その対価が報酬になって帰ってきます。

人事制度での多くの業務においては、「給与と、提供された価値が、合わない」ということをいかに是正していくかです。両者にギャップがあり続けると、どこかで行き詰ります。
基本的に人事制度の目指しているカタチのひとつは、「給与」=「提供価値」です。

自身が提供している価値は、給与に見合っているか、それ以上になっているかを、常に棚卸することはビジネスパーソンにとって大切なことです。その棚卸ができていれば、その人は強い、ほんとうにそう思います。

過去に、「もらっている給与」の方が、「自分の出している価値」に比べて高すぎる、と思っていた時期があります。(「給与」>「提供価値」)

これは辛かった。

逆の方が幸せでしたね。「俺、もっともらってもいいんじゃね?」という時の方が、楽しく働けてました。(「給与」<「提供価値」)

ですから、「営業じゃないから価値の量なんてわからない」「管理部門だから算定が難しい」と逃げずに、いくらなんだろうって考えてみてください。転職市場で確認すればだいたいわかります。転職したら年収いくら?という感覚を実感として知っている人はほんとうに強いです。足りないものを見つけて補完できますから。そのスイッチが入るだけでもすごいことです。

価値提供を続けられる人は、仕事にあぶれることはありません。
もちろん、相手があってのことです。相手のニーズ、管理系なら会社や社員のニーズに対して価値を提供していくこと、それを考えてください。

「悩ましい?」。はい、そういうことに悩むことは大事なことです。悩んだ量だけ見えてくるものもありますからね。

ファスティング?また近々やりますよ。

西尾 太

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