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Column

スタイル

2009.6.16

前回の紹介した中竹さんがおっしゃっているが、「スタイル」について。スタイルはそれぞれのもので、横に並べるもの。中華・フレンチ・和食・イタリアン、どれがいいとか悪いとかいうものではない。スタイルの違い。おいしいものを先に食べる人、最後に食べる人、どっちでもいい。それぞれにメリットとデメリットがあるけど、それは好き好き。スタイルはいい悪いではない。

ただ、このスタイルは、例えば会社や職種・ポジションに「合う、合わない」はある。これは要注意。がんばってレベルをあげてなんとかなるものなら努力すればいいけど、そもそも「合わない」ものについては努力してもしかたがないかもしれない。我慢はできるけど。

世の中にある「べき論」というものの多くはレベルの話であって、スタイルではない気がする。べき論に引きずられると、自分を見失う。だから、まずは「合う、合わない」を見ていくことが大切だと思う。好き・嫌いも同様かもしれない。

中竹さんは、スタイルについては「あるか、ないか」だとおっしゃっているけど、人事においては「しているか、していないか」。僕が導入をお勧めしているマネジメントコンピテンシーでの等級要件は、その等級に求められているものを「しているか、していないか」で見るもの。で、これは意識すれば行動できるものなので、好き嫌いはあるけれど、行動として実行しやすく、周囲からも観察しやすい。

その項目数はせいぜい5?7つぐらい。これならば、何が求められているかわかりやすい。多くの項目をレベルで判断するのは難しい。スタイルとその発揮度合いで見ていけばいいと思っている。

ところで、自分らしさ、スタイルは基礎の上にあるものだと思う。ラグビーのルールを知らなければ、スタイルも発揮しようがないと思う。基礎がないのに「らしさ」を追求するのは「お門違い」。趣味ならまだいいけど、仕事は基礎が大切。

だから、「部長」に求められているものの基礎を理解したうえで、自分のスタイルを発揮すればいいと思う。「部長の基礎」ってあるんですよ。で、その基礎は普遍的だからどこの会社もほぼ同じものだと思う。じゃあ人事の基礎ってなんなんだ、ってのをみんなで考えているのが人事の学校。それが見えたら、その会社その会社ごとのスタイルの確立をめざして、建物を建てていけばいい。

というわけで、スタイル。この3週間、めずらしくまじめにダイエットを心がけたら、ベルトの穴一個分お腹が縮まった。快挙。この調子、この調子。

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