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Column

転職の成功率

2009.7.11

4割ぐらいだと思う。もっと低いかもしれない。僕も、僕の周りの人も、すんなりとうまくいったことはあまりない。何かしら問題があって思い通りにならないことが多いようだ。すぐに辞めたりしなくても、入社後とても苦労したり悩んだりしている人はたくさんいる。

スペック(能力)的なアンマッチもあるだろう。しかしこれは面接・選考時点である程度見えるものなので、応募側と採用側で確認していけば減らせる。

しかし、「風土的なアンマッチ」はなかなか減らせない。志向や求める環境はひとりひとり様々、でタイプで判断してもその通りにならないことが多いからだ。ベンチャーにいてとても多かったのは、「仕事を自ら作る」ことができるか否か、そこに対する意識があるかどうか、ということだったようにも思う。大きな組織体に長くいらっしゃった方は、仕事に対する考え方や仕事の仕方の習慣のようなものが、ベンチャーに合わないことが多い。とても優秀な方なのにうまくいかない。スペックではなくスタイルが違うからだ。

選考段階でできる限りそこを見て、また伝えたいと思っていつもしていたけど、正直なかなかうまくいかなかった。できることは、過度な期待を抱かない、抱かれないということだろうか。
採用側も、期待値が高すぎると、どうしても初期のGAPが気になってしまうし、入社者側も、そこがすばらしい世界だと思ってしまうと、現実とのGAPに戸惑うだろう。

適性検査、でもある程度予見できるけど、限界はある。人はひとりひとり違うのだから。

ということで、会社は「入ってみなければわからない」。だから失敗する確率の方が高い。
だからそのつもりでいることが大切だと思う。失敗してもともと、またチャレンジすればいい。そして入社したばかりの時は、どんな人もすぐにはうまく動けないんだから、そこについても想定しておいてほしい。
採用側も入社者側も、しばらくはじっくり構える姿勢をもってもらいたい。

僕?転職は3勝1敗かな。でも3勝っていうのは後から思うことで、渦中にいるときに辞めたいと思ったことは数知れずあるわけだから、やっぱり転職は楽ではないということだよね。

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