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Column

目標と夢

2009.9.13

「夢しか実現しない」という言葉は、僕が尊敬する大社長のお言葉だ。在職中は自分自身いまひとつピンときていなかったのかもしれないけど、今、あらためてその通りだと思える。

民主党が、温室効果ガス25%削減を打ち出している。それに対して産業界などから苦言が呈されているが、それがどうも見苦しい。夢がないなあと思う。大企業のトップがそんな現実路線だけ言っていてもいいのかなあ。今までの延長線上じゃだめなことはみんながわかっていて、それで政権交代も起こったんだから、発想を変える努力も必要だろう。
厳しい目標なのはわかっている。でもみんなで実現しよう、という気持ちになることも大切だと思う。

困難な目標に向かっていくことは大切なことだ。そこにイノベーションはある。

とはいえ、民主党にもお願いしたい。25%という味気ない数字を出すだけでは人の心は動かない。

25%削減された時の社会がどのようになっているか、できるだけ具体的に「ありありと」示してほしい。

みんながエコカーや電気自動車に乗っていて、ガソリンが値上げされてもぜんぜんへっちゃらな社会。エネルギーは太陽電池や燃料電池がほとんどを作り出していて、電気代も大助かり。資源がない日本が、太陽や水素で資源国になってみんな豊か。世界からは尊敬されて、その技術が輸出されて儲かってる。高度成長の再現!・・・とかね。

できるだけ具体的にその時の日常を(想像でもかまわないから)見せたら、そこに向かってがんばる人が増えると思う。

できないとか難しいとか言う前に、理想を具体的なイメージで表してみることが大切だと思う。

人生も。5年後の朝起きた時に見えるもの、日常生活のありさま、仕事の状況、充実した時間の過ごし方などを具体的にイメージする。そこと現在を見てそのGAPを埋めていく努力をしていく。5年後が明確なら明確なほど、GAPは明らかになるのだから、やるべきことは明確になるはず。カーナビのごとく進んでいけるんじゃないかな。

「夢しか実現しない」と「機会を自ら作り出し、機会によって自らを変えよ」って、やっぱりほんとにいい言葉だなあ。

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