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Column

採用担当者座談会

2010.10.14

昨日は、大手企業のご採用担当の方や、人事プロデューサークラブの会員企業のご採用担当の方々、あわせて30社近い方々にお集まりいただき、採用担当者座談会を実施した。
座談会に参加いただいた皆様、オブザーバーで参加していただいた皆様、お忙しい中ほんとうにありがとうございました。また事前アンケートなどにご協力いただいたことも感謝いたします。

限られた時間でのグループディスカッションと全体ミーティングという進行であり、運営上課題も様々あったかと思いますが、なにとぞご容赦いただきたくお願い申し上げます。

前回ここで書いた、「教えてもらえない採用されない理由」ということをメインテーマとして、就職活動を行う学生さんや若い方々にメッセージを発する、そのメッセージが僕の考えだけでなく、多くの採用担当者がおっしゃっていることであれば、そのメッセージの意味も大きくなる、そのことによって、より有意義な企業との出会いや、その後の仕事人生を送っていただきたいと願っている。

詳しくはしっかりまとめていろいろな機会で発信したいと思っているが、選考基準は企業に規模やステージ、業種、募集職種によってさまざまだけど、大まかに言って共通していることは、

ベースに「人間性・・・コミュニケーションがとれること。自分を客観視できること」があり、

そのうえで、その「企業が求める能力」と「企業が目指しているものと応募者の志向性の近さ」が選考基準になるということだ。

で、最初に落ちてしまうのは、(そのレベルは企業によって様々だが)その「人間性」をどう見られたか、ということになる。

あたりまえといえばあたりまえであることだけど、この人間性がやっかいだ。
でも噛み砕いてみればあまり難しいことではないとも思う。気づけばいい。少し考えればいい。もう少し自分を振り返ればいい。話を聞く、客観的に受け止め、自らのことも客観的に伝える、相手のことを配慮する、などという基本行動だと思う。

そして要は「もうちょっと考えようよ」ということだ。

それから、「女性の方が面接が通る」というお話が多かった。これも規模や業種によってその実感値は差があるとはいえ、多くの方が共感されていた。
これには、女性の方が「よりいろいろ考えている、大学に入った時点から就職を意識して行動している」ということではないか、というお話もあった。

要は男の子はもっと考えなさい、ということになるようだ。

とはいえ、自分を振り返ると、まあ僕自身も「考えないで」就職活動に臨んでいた。まったくもって当時を振り返れば「なんも考えてなかった」。時代がよかっただけだ。今の人たちが僕たちに比べて考えていないというわけではない。
ただ、入社した後、もがき苦しむことになった。
そして今はより厳しい時代になってしまったということ。
でもだからこそ、今は僕たちの時代よりずっと「考えていかなければいけない」ということだろう。

いずれにしても、様々な企業のご採用担当者が集まって議論・情報交換しているというのはとても意義があったと思う。願わくば、ご参加いただいた皆様も、何か得ていただけていれば、と願っている。

ほんとうにありがとうございました。

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