評価制度も人事の悩みも、
普遍的な体系で
一気に解決する人事のプロフェッショナル

Column

人事制度の先にあるもの

2010.11.22

先週の人事プロデューサークラブの事例研究会は、ハッチンソン・テクノロジー・ジャパン・リミテッドの南川さんにプレゼンテーションをしていただいた。

南川さん、ありがとうございました。

詳しくは人事プロデューサークラブのホームページに掲載されると思うが、人事制度の仕組みとその運用についてはとても感心させていただいた。

仕組みがしっかりしていて、かつ、運用が徹底されている。
一見、ものすごくパワーのかかる仕組みになっている。評価の時期における管理職に要求されるパワーは相当なものだと思う。部下との対話が非常に重視されており、それをまた360°評価でチェックしている。

ものすごい手間である。普通なら運用しきれないのではないかとも思ってしまう。

でもしっかり運用されている。
外資系なのに定着率の高さと高い業績は、この制度が担っていると言ってもいいと思う。

質疑応答で、「人事制度がなければどうなるだろうか」というご質問が出た。よくわかるのはおそらくこの運用がなされなくなれば、社員のモチベーションが低下し、業績が落ちるだろうということ。

でも、どうだろうか。ここまでしっかり運用されていたら、ひょっとしたら仕組みがなくたって、しっかりした目標設定と評価とフィードバックによる人材育成は、続いていくんじゃないかと思った。

経営陣・管理職・社員それぞれが、その制度の意味・思想を理解しており、もはやそれが習慣になっていたら、制度がなくたって、目的に向かって自然と運用がなされるのではないかと思う。

思想がしっかりしている、それが伝えられて浸透している。

人事制度という仕組みは器でしかない。中身はやっぱり運用していくこと、その意味と効果を理解し、実行し続けることだ。

そこまでいけば、制度で縛らなくても、もっと自由に制度の理念に沿った動きが自然に回っていくようになるだろう。

人事や人事制度が目指すものって、こういうところにあるんだろうな、と改めて思った。
究極的には人事も、人事制度もいらなくなる状態、そこが目指すべきところかもしれない。

ありがとうございました。

あ、「英語で人事」、具体化していきましょうね。

お問い合わせ・資料請求はこちら

ご相談から質問まで、
まずはお気軽にお問い合わせください。