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Column

8冊目 「年収基準」

2021.1.27

明日、1月28日に、アルファポリスさんから、
「人事の超プロが本音で明かすアフターコロナの年収基準」(長いタイトル・・)という本が発売になります。

僕自身8冊目になります。

ちょっとタイトルがね、少しきつめですが、「評価基準」から5年、「基準兄弟」としていいかなとも思い、このタイトルになりました。

この本の企画については、昨年の1回目の緊急事態宣言後の企業人事の世相の中で、僕自身はある種の危機感を抱いており、それをアルファポリスさんに相談させていただき、制作がスタートしたものです。

もともとは、現在アルファポリスさんのサイトで、「人事はあなたのここを見ている」という連載を続けさせていただいています。https://www.alphapolis.co.jp/business/official/nishio/series/36

この連載を書籍化するというお話だったんですが(なったらいいなあ)、それはそれとして、昨今の人事業界(?)の状況を見て、「今伝えなければならないことは何か」ということを僕自身考え、悩み、この本になりました。

実は3月にも次の本の刊行が予定されており、そちらでは別の切り口で話を進めたいと思っていますが、どちらとも、ここのところまた改めてメディアが取り上げている「ジョブ型」というものに対して、あるいはそれ以外の働き方の変化に対して、「あの時と同じにならないか」という危惧が僕にはあります。

「あの時」とはバブル崩壊後の「成果主義」「職務主義(ジョブ型)」などの流れです。結局は多くのケースで、これは成功しませんでいた。「成功しなかった」だけではなく、それにより、働く人と会社との間の信頼関係は大きく損なわれてしまいました。

「人事」は、お気楽に失敗してはならない領域です。それは経営にも社員にも多大な影響を与えてしまいます。
「あの時」の失敗は、「考え方」をしっかりせずに、各企業が「成果主義」「職務主義」という「やり方」を導入してしまったことにより起こったと僕は思っています。

もちろん今の流れは、きっと元には戻らないでしょう。戻らないかもしれませんが、だからといって「考え方」をしっかりせずに、「新聞に書いてあったから」「経団連がそう言っているから」といった理由で「やり方」だけ取り入れてしまってはならない、と僕は警告します。

この本「年収基準」は「ジョブ型」という話題の中での僕なりの一つの解を示したつもりです。

よろしければ読んでいただきたいと願いますが、タイトルとは少し違い、「お金」のことを詳しく言っているわけではありません。

この時代に、それぞれが「よりよく働く」ためには何が必要か、について考えた結果を書いています。

ご共感いただけるか、そうではないかについては、読んでいただいた方にお任せいたしますが、願いとしては「その人らしくよりよく働くために、どう考えたらいいのか」ということを考えていただきたい、ということです。

ということで・・・・。

そうは言っても、「評価基準」みたいになったら嬉しいな・・・・、です。

アマゾンでも、ですが、書店でも手に取っていただければと願っています。

よろしくお願い申し上げます。

西尾 太

 

 

 

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