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Column

自責と他責

2021.8.18

夏休みいただきましてありがとうございました。
まあ、満喫しましたね。ゴルフ3ラウンド。
ドライバーが安定しなくって・・・。

さて、この期間中もいろいろとニュースを見たりしてもいましたが、
ちょっと考えたのが、タイトルの「自責」と「他責」。

よく言われますね。自責の人が良いって。

まあ、全体的に言えばそうなのかもしれませんが、100%自責では耐えられません。
100%他責もあり得ません。

当社が提供している適性検査「B-CAV testⅡ」のパーソナリティ因子に、
「攻撃性・外罰性」というものがあります。
これが「高い」と、「物事を自分以外のせいにする」傾向が強いということになります。いわゆるこれが「他責」ということですね。
これが高すぎるのも考えものですが、高いということは「割り切れる」ということでもあり、「必ずしも悪いという事でもないですよ」、と説明しています。

僕の知っている「成功している人」「尊敬できる人」の多くは、一定の他責性があるように思います。

一方、何か物事が起こったとして、それに対して「自分に何ができただろう」「自分に何か足りなかったことがあっただろうか」と考えることは大切です。「自責」です。
で、「ああすべきだった」「もっとこうできたはずだ」という一定の反省をしたならば、それはそれで次に活かす、という点で「自責」は大切です。
しかし、それをそこで区切っておく、ということがもっと大事だと思います。
後に引きづらない。いつまでもそれを思い悩まない。
これが僕の知っている「成功している」「尊敬できる」人のひとつの共通の要素のように思えます。

そして「自分ではどうにもならなかった」「自分の力が及ばないところだ」、つまるところ「自分のせいではない」という「割り切り」もとても大事です。これが他責です。「知らんがな」というやつです。

「知らんがな」については自分ではどうしようもないので、思い悩みません。「あーそうですか」で終わりです。この割り切り、切り替えが上手な人が、やはり「成功している」「尊敬できる」人の多くの共通点のように思えます。あとに引きづりません。

それでも遠くから、何かできることがあるかもしれません。それがあるなら、遠くから何かすればよいだけです。それを多く行う人も立派ですね。

もちろん「他責」で人のせいにして、それいつまでも攻撃材料にし続けるのはもっともよろしくないと思いますね。国同士でそれがありますかね。

いずれにしても「バランス」ということなんですが、自責でかつ他責というのが僕はよい塩梅なのではないかと思っています。

ゴルフの時は、いつでも自責です。はい、風のせいとか雨のせいには決して・・・してるなあ。

西尾 太

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