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Column

2021

2021.12.28

あっという間に年の瀬に。なんだか年明け早々にやらなければならないことも多く、年内に修められなかったちょっとしたストレスを抱えたまま、本日当社最終日を迎えました(明日でもあさってでもやればいいんだけどね)。

今年を振り返ります。

2021年は本を3冊出すことができました。
1月末に「年収基準」

3月に「超ジョブ型人事革命」

10月に「人事はあなたのココを見ている」

年間3冊は、なかなかがんばったと思っています。
関係者の皆さんに深く感謝いたします。

「赤本」「青本」の増刷や「評価基準」の増刷もありました。

まあ、昨年(2020年)のコロナの状況で悶々としている時に、本を企画し、書き、直し、確認し、という作業ができたことは、幸せだったとも思います。

「超ジョブ型」の流れで、日経ラジオに出させていただいたり、週刊新潮や週刊現代に取り上げていただいたりもありました。特に週刊新潮では、佐藤優氏との対談で、「完全に圧倒され」てしまいました(あんまり西尾はしゃべってませんが、編集の方に文章にしていただきましたね)。

「50代社員に関する意識調査」

を実施しました。
これが、テレビ朝日さんに取り上げられ、「羽鳥慎一モーニングショー」に瞬間的に出る(1時間取材をいただき、動画で出たのは3秒!)ということもありました(パネルでは顔とコメントは出たよ)。

山梨大学に伺って、学生さんにちょっと授業させていただいたり、田中敦教授とセミナーで対談させていただいたり、それは楽しい時間でした(甲府の夜のピアノ―バーはよかったなあ、田中先生ありがとうございました)。

プライベートでは、「そろそろガタが来る体のメンテナンス年間」として、
ポリープ取ったり(僕にはできないものと思っていたんですけどね)、苦節1年半で、奥歯のインプラントをはじめとする歯のメンテナンスを完了したり(歯医者さん大嫌いなんで、ほぼ20年行っていなかったツケ)、年始になりますが、最後のメンテナンスも完了します。
これでもうしばらく生きられるかな。

フォー・ノーツのメンバーもパートナーさんも充実してきた・・・気がします。
みなさん、ありがとう。

さて、2022年ですが・・・。

僕はここ数年、人事は「やり方」よりも「考え方」が大事だと言ってきました。

最近改めて、いろいろな人事制度を拝見しますが、やはり気になることは、「なぜそれをするのか」「どのように考えて、その制度・施策なのか」ということがとても気になります。失礼ながら申し上げますが、「もっともっと考え方をしっかり持って」ということです。

思想です。

わかりにくいかもしれませんが、「家が狭いから広くする」という単なる課題解決型の制度や施策ではダメだと思うのです。

家を広くするには、上に伸ばすか、土地を広げるか、などの方法があるでしょうが、そもそも「どのような家を、どのように使いたいのか」というところがしっかりとしてないと、基礎工事も何も、しっかりできないと思うのです。

人事制度を作ったり、変えたりすると、必ず経営陣・職制(管理職)・社員からクレームが出ます。その時に、しっかりした思想を持っていないと、それに対してきちんと答えられません。そしてブレていきます。それで結局、また変える。そしてクレームが来る、の繰り返しです。

考え方が変わったことによる制度改正はいいでしょう。

しかし、考え方がしっかりしていないのに、課題が見えたからといって「やり方」だけを変えても、決してうまくいきません。

「どういう人材を求めるのか」「どういう人材に育ってほしいのか」「どういう人に残って欲しいのか」「どういう人に去って欲しいのか」
「その結果その人たちは幸せになれるのか」
ここをとことん考えて、「だからこの人事制度なんです」というしっかりした思想と意志がなければ、クレームに簡単に屈してしまいますし、関係者に納得してもらうこともできません。

「なぜそれをするのか」を人事に関係する皆さんには考えていただきたい。

これが2022年に向けての僕の想いですかね。

そういう意味で、来年も、いろいろ発信できるものは発信したいと思います。

本年も皆様にほんとうにお世話になりました。

2022年もよろしくお願い申し上げます。

・・・
ゴルフは、ベスト81,ハーフ39が最高でしたねえ。ちょっとうまくなったかと思ったら、先日103打ちましたから、まだまだですね。

皆さん、よいお年を!

西尾 太

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