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Column

得るものより与えるもの

2011.2.20

3月13日(日)に、人事プロデューサークラブ主催で、学生さん向けに就職活動イベントを行う。

就職活動(いつからこれを「就活」って略すようになったんだろう。すごくなんだか違和感があったんだけど、さすがに最近は慣れてきた。でも就職活動ってなんだか略しちゃいけないもののように思えるんだけど。)の場面、採用選考場面において学生さんが会う人事採用担当者は、採否の判定がミッションだから、不採用の方にその理由を話す機会はほとんどない。お会いしてお話して・・・・・、で連絡が来ないか不採用通知が来るだけだ。

だからなんで不採用なのかわからない、という学生さんも多いのではないかと思う。申し訳ないけど、採用担当者にその時間がないというのが現実だ。

いまの就職環境を考えるにあたって、オフタイムの人事担当者と学生さんが普段着で話す機会を設けて、直接のコミュニケーションをしていただく機会を作って、採用オンタイムの時には話せない、聞けないことをお互い話してもらいたいと思う。

あわせて、安定志向・大手志向というけど、人事プロデューサークラブの会員さんたちはベンチャーが多く、決して大手企業・有名企業ではないけど、非常に前向きだし優秀だし、仕事ができる。とても忙しくしているけど、決して不安定ではない。会社の安定性はいろいろだけど、個人としての安定性は確立している人も多い。つまり、転職してもやっていける人たちが多い。ベンチャーに入って、より大きな会社に転じた人もいる。
そういう選択肢も多くあることも伝えたいと思う。

ところで、特報首都圏だったか、ちょっと昨日テレビを見ていたら、ちょうど就職活動がテーマで、大学の就職部の人が、求人票を出している企業に電話をかけて、「通勤交通費の欄に記入はないが、支給されるのか」「残業代は出るのか」などの確認をしている場面があった。

たしかに大切なことだけど、ちょっと違和感があるのは、そういう待遇の確認だけではなくて、その大学の学生が、その企業を通じて、どのようなものを社会に与えられるのか、そういうコミュニケーションもしてほしいと思った。(されていたらごめんなさい)

どうしても面接場面で、「質問はありますか?」と投げかけると、遠慮がちにではあるけど、得られるもの「教育制度とか福利厚生とか残業の量とか休日とか」に関する質問が目立っている。
就職するって、得ることの前に与えることがあって、与えるために働くんだ、っていう考え方をもっと腹に落として活動してほしいなあと思う。

とはいえ、それに気づくのに大学卒業してから10年ぐらいかかった僕が言うのもなんだけど。

イベントの内容です。学生さん、もしよければお申込みいただきお越しください。
http://www.jpclub.jp/4notes/index.html

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