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Column

人事の本音 就活の誤解

2011.3.2

気づけば今日は、本の発売日でした。
メトリポリタン出版の林さんや販売に力を入れてくださっている社員のみなさん、八重樫さん、採用担当者座談会に参加いただいた人事プロデューサークラブ会員をはじめとする人事ご担当者のみなさん、POPを設置くださった早稲田大学生協のみなさん、また3月13日のイベントに協力くださるみなさんや学生さん、ほんとうにありがとうございました。

おかげさまで出版となりました。

当社は、成長する企業に向けての人事機能構築をメインとしている会社です。

就職活動に関しては、現状事業にしていません。

そんな中でこの本やイベントは、永年人事担当として多くの学生さんや中途採用の際の応募者の方々とお会いさせていただいてきたことからの想いをお伝えしたいという活動です。就職活動、転職という分野については、ライフワークだと考えています。

能力はあるのに、残念ながら採用できなかった方、「惜しい」「残念だなあ」と思う方々はとてもたくさんいました。おそらくほとんどの方は誠実でとても人間性あふれる素敵な方々だと思います。でも、残念なことに「働く」「就職する」ということに対するお考えが整理されていないということが多くあるのではないかと思っています。

また、せっかく大企業にお勤めになられた方とお会いしても、仕事にモチベーションを持てなかったりして苦しんでいる方もいらっしゃいます。

「なんで働くんですか?」という問いかけを受けたら、なんとお答えになりますか?

それがテーマです。

僕自身が、20代から30代前半まで、ずっと問いかけていたことです。というか、自分の仕事へのモチベーションをいかに保つか、日曜の夕方から憂鬱になってしまうという状況は決して健全ではない、ということにずっと悩みました。とてもつらい時期でした。

あるときから、その答えが見えてくるようになり、あわせて人事担当者として多くの方にお会いして、「いきいきしている人」と「そうでない人」の違いについて少し見えてきた気がしました。

実は給料ではない、というのもそのころから思うようになりました。僕の転職の中で、年収を大きく落として移ったことがあります。でも自身の市場価値と意義ある仕事に就いたという意識は、年収が下がること以上に意味のあることでした。

そんな経験を含めて、「就職するってなんだろう」ということを若い方にお伝えしたいと思っていました。

僕はそういうことを若いころ誰からも教えてもらえなかったし、考えもしませんでした。大学生ぐらいのときにそういうことにしっかり向き合っていれば、僕の大学生活や20代の仕事生活はとても違ったものになったと思います。10年失っている気がしています。

ということで、「就活」に関してはライフワークとして、働くとは何かということを今後とも考え、発信していきたいと思っています。

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