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Column

管理職研修

2011.11.12

最近周囲の方がどんどん「インターナショナル」になっている。大事なことだ。世の中どんどんそういう方向だろう。
TPPの是非はここでは語らないが、あのような議論はもっと前からやっておくべきだったのだと思う。なんでいまさらそんなことで盛り上がっているのか?

それでも僕はドメスティックにがんばっていこう。

管理職研修のオーダーを多くいただく。できるだけお受けさせていただいている。管理職の教育は「人事領域」の中でとても重要な位置づけを占めている。
人事制度だって運用主体は管理職。人材育成も担い手は管理職。目標達成も管理職がいかにチームのPDCAを回すか。理念の浸透もいかに管理職が「自らの言葉で語れるか」・・・。

一方で、管理職はここ20年でどんどんプレイヤー化している。プレイヤー個人としての重い目標・職務を担いつつ、メンバーの面倒を見て、チームの業績に責任も持って・・・。ほんとうに管理職の皆様、お疲れ様です、だ。

プレイヤーとしていつも成果を上げることだけでも大変だし、マネージャーとして成果を上げることも大変なことだ。

バブル期までの「管理だけする管理職」に対しての嫌忌感は、その後ずっと続いており、「ベンチャーだから管理職はプレイングしなければならないんだ」というようなお話も聞く。
間違ってはいないと思うが、ほんとうに「プレイングマネージャー」って成り立つのかも、TPPの議論とともにぜひ国民的に議論してほしいものだとも思う。

野球の世界で、「プレイングマネージャー」で成功したのは野村克也さんだけではないかと思う。
キャプテンはいる。しかし管理職はキャプテンではないように思う。コーチであり監督だ。

そうは言いながら、管理だけする管理職はもちろん今の時代にマッチしないだろう。
ただ、求められることは「自分が動いて今の成果を上げること」なのだろうか。
そうではなくて、「これからの成果を創出するために考え、行動する」ということではないかと思う。
問題は「プレイング」の質だ。

「今」「今期」の成果についてはメンバーをマネジメントしていき、自らはそれとは違う「来年」「3年後」について考えながら手を打つ、この時間軸の2面性こそがこれからの「プレイングマネージャー」ではないかと思う。

それにしてもどこの企業様も管理職に関する課題は似通っている。まずは「今のマネジメント」。
ただ、「今のマネジメント」以外で何を求めるのか、そこは考えていっていただきたいと思う。

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