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Column

下手な人ほどうまく見せようとする

2010.6.12

毎回ジャズピアノのレッスンに行くと、先生に含蓄のあるお言葉をいただく。

プロのアーティストは深い。

ピアノもゴルフも、ほんとうにうまい人は、うまく見せようとする必要がないから、実に楽にプレイする。あえて難しいことをしなくてもいい。なんたってうまいんだから。ミスしてもいい。

ところがへたっぴーだと力が入る。そして下手なのにうまく見せようとしちゃうわけで、ジャズピアノにしたってゴルフにしたって、僕としては反省しきりだ。

上手くなろうとするのと、上手く見せようとするのは別だ。うん、ぜんぜん別だ。

そういうお話を伺うと、ますます人前でピアノを弾きたくなくなっていくわけで、しばらく地下にもぐって、先生のもとで練習しよう。
四十路もすぎると、覚えるべきことをなかなか覚えられなくて、進歩は遅いけど。

無理に関連付けると、やっぱり人事だってそうだよね。人事制度を作るときには、力を抜いとかないと運用できないものができあがる。コンサルタントだったら、「できるコンサル」に見せるためには、難しいことを言わなきゃいけないという意識が働くんだろうけど、それで最後までいっちゃうと、運用のときにボロがでちゃう。

採用もそうだね。応募者の立場として、つい身の丈以上に見せようとして言葉を取り繕っても、面接官に見抜かれる。

楽しくてやっていただけのサークルのことを、後から意味づけして話しても、面接官にはわかっちゃう。

「いやー楽しかったです。」とさわやかに言っていただいたほうが面接官も楽しい。何が楽しかったかをありありと語ってくれたほうが盛り上がるよね。

ということで、身の丈をわきまえて、だけどあきらめずに、力を入れすぎずにがんばろう。

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