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Column

プレイングマネージャー

2010.8.3

プレイングマネージャーって本当に成立するんだろうか・・・・。

90年代、バブルがはじけてしまって、管理だけする管理職はだめだ、っていう風潮が大きくなって、管理職もプレイングをしなければならない、というふうなことになってきた。

まあ、確かに僕も管理職をしているときは、自分自身の仕事も持っていたから、プレイングもしていたけど。

でも管理職がメインでプレイング業務もある、っていうのと、プレイングがメインで管理職としての仕事もあるってのは大きな違いだと思う。

たとえば、課長職って、「エースで四番」なんだろうか。

ということは、コーチでも監督でもなく、「キャプテン」ってことだよね。

キャプテンが、組織の目標を設定し、役割分担もし、メンバーそれぞれの目標設定を主導し、進捗管理し、モチベーション管理し、育成をし、・・・ってほんとにできるか考えてみてほしい。

古田さんだって苦労した。できたのは、野村さんぐらいだ。

そう、めったにできる人はいないんだ。

プレイングだけでもたいへんだし、マネジメントだけでもたいへんだ。管理職研修というものがかくも多く行われているのは、マネジメントがたいへんだからだと思う。

だから、たとえば課長職は、エースで四番なのか、コーチなのか、はっきりさせてあげてほしいと思う。

それに、エースで四番が、チームを背負い自分の仕事に専念してしまったら、だれが若いメンバーを育てるんだ。

子供にだって、保育園や幼稚園や学校や学童保育がある。

課長がエースで四番に専念しちゃったら、会社の子供はいったい誰が育てるんだ。

ということで、プレイングマネージャーというものをよく吟味していただけたらと思う。

もちろん、机に座って、新聞読んで、自分はなにもしない管理職は、だめですけど。

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