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Column

大学教育の新しい形

2011.5.13

昨日は(あ、おとといだ)、生産性本部さんの「人事労務研究会」に久しぶりに参加させていただき、千葉商科大学サービス創造学部さんのお話を聞いてきた。

まず、「人事労務研究会」だけど、これは主に大手企業の人事担当者さんたちの集まりの一つで役職者の方々中心の会。これとは別に「労働問題研究会」という人事の若手の方々の集まりもある。主宰はFさんという重鎮で、長いこととてもお世話になっている。
前職・前々職時代にこれらの会に参加させていただいていた。人事プロデューサークラブはこの会を参考にさせていただいて、ベンチャー企業さんたちを対象にして創ったもの。

で、この会は「法人で参加し、人事担当者であること」が原則なので僕は入れないのだけど、この会のOBで転職したり独立した人たちを対象にした別の会も作っていただいていてそちらの会員にしていただいている。あまり参加できていなかったけど、今回は特別に大モトの人事労務研究会にも僕たちOBが参加させていただけるということで行ってきた。

いつもは参加されている大手企業の事例を聞くということが多い人事労務研究会だけど、今回は千葉商科大学サービス創造学部で開いていただいた。

最初に島田学長のご挨拶があって、そこから「お、これは違うな」と思うと同時に、たいへん僭越ながら、僕が考えている「日本の雇用制度」に関する違和感や、中高・大学教育に関する不信感に対して同じような課題意識をお持ちになられていることを伺い「そうだ!まさにそうだ!」という強く深い共感を抱かせていただいた。

それは、大手企業の人事担当者さんたちに対して「評価制度をしっかりやりなさい」「高度成長時代の雇用慣行をそのまま続けているだけで、低成長時代の人事というものをまったく行っていない」「既存社員の雇用を維持することに偏って、若い人たちの雇用機会にしわ寄せをするとは何事か」「業績が悪くなると新規採用を手控えるという極めて安易な方法をとるなんてナンセンスである。」というような強いメッセージを発せられ、これもまったく同感である。人事部門はそういう経営や慣行と戦わなければならないけど、戦えてないといつも思っている。

それらの想いを持たれてかつより社会に有用な人材を育てるためにどうしたらいいのか、ということを考えられて創られたのがサービス創造学部だ。
会のあとに行われた懇親会を企画してくれたのはその学生さんたちで、何人かの子と話をさせてもらったけど、みんなしっかりしている。僕が採用担当で応募に来たら採用すると思う。

どんな取り組みをしているかは、サービス創造学部のホームページをご覧いただきたい。

まだ最上学年が3年生だから社会に出ていないけど、これからが楽しみだ。

できることなら、大手企業や有名企業だけでなく、ベンチャーや中小企業や起業という方向性をもって社会に出てほしいと願う。

ほんとに僕の学生時代にこの学部があったら、よっぽど有意義な4年間を過ごせたものと思うよ。これだけ僕が絶賛することは珍しいですよ。ぜひこれからも注目していきたいと思う。

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