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Column

基本の心地よさ

2011.9.2

忙しい・・・。なんでこんなに忙しいんだ。
おまけに肉体改造中で、ビールとかこってりしたものとか、そういったものを極力制限しているからなのか、筋肉痛と疲れがたまっていて、エネルギー不足を感じる・・・・。週末だし(明日も仕事だけど)今夜はビール飲んでやろう。

さて、今日の主題。「基本は心地よい」。
ウエイトトレーニングは、パーソナルトレーナーさんについてもらっていろいろとご指摘いただきながら励んでいる。体重が増えると叱られる。こわい。すいません。でも「間違ってことをしていない」という確信的なものがあり、きついけど、安心感がある。基本をやっているんだあという心地よさを感じているのだと思う。
ジャズピアノは、生徒としていけてないのでなかなか上達しないが、それでもプロの先生について学んでいることに心地よさを感じている。これもとても心地よい。やっぱり間違ったことをやっていない、という実感がある。

それまでジャズピアノは、なんとなく弾いていたけど、かれこれ20年以上、「違うよなあ、やっぱ基本がわかってねえよなあ」という忸怩たる思いがストレスになっていて引け目も感じていて、とにかく「気持ちが悪い」。だからって「書きソロ(ソロの部分をあらかじめ譜面に書いて決めておいてその通りに弾くこと。アドリブをやらないこと)」なんてジャズじゃないと思って、絶対やらなかった。そこは譲れない線。そりゃあ完成度は「書きソロ」の方が高いかもしれない。(でも聞いてても、「すげえなあ」と思っても、「いいなあ」、とは思わないんだよね。アドリブには大失敗も多くて「ぜんぜんダメ」ってのも多いんだけど)
だからこのたび奮起して習っている。それが心地よい。やっぱりプロはすごい。理論て大切。

逆にゴルフなんかは行くたんびに後悔する。基本ができていないから、ゴルフそのものが楽しくない。次はこれかね。

で、僕がやらせてもらう管理職研修は、自分で言うのもなんだけど、だいたい受けがよい。「いままでの研修ではじめて寝なかった」とお褒めいただいたこともある。
なんでかなあ、と思うと、まあある程度管理職を経験した中での力の入れどころと抜きどころがわかっているということもあるのだろうけど、基本的に「基本をしっかりお伝えしている」ということに尽きるのではないかとも思う。

いろんな飛び道具、方法論を学んだとしても、基本が見えてこないとそれは心地よくない。どこか後ろめたい。
コミュニケーションだけ学んでも、なぜコミュニケーションが必要なのかが腹に落ちてないと気持ちよくない。
部下育成が大切って言っても、コーチングを学んでも、「そもそもなんで部下育成が必要なの、部下のどの部分を伸ばせばいいの」という全体像が見えていなくては、心地よくない。ちょっと違うような気がしてしまう。

そういうことだと思う。人事という仕事もそうなのよ。個性の前に基本です。基本ができていれば応用も効く。
基本ができてない人が、「僕らしさ!」を語っても、周囲は笑っちゃうでしょ。
でも、人事という職務の場合困るのは、基本が何か、ということが認識されていないことだ。
(これは音楽理論分野よりもひどい状況だと思うよ、杉山先生! たしかにC△7と書いたりC Maj7と書いたりいろいろですけどね)
社会保険労務士さんの勉強はとっても大切だけど、そこに人事という職務の基本はない。ひとつの知識だけだ。
だから社労士持っていてもよい人事担当者になれるとは限らない。

でも、基本は得てしてつまらない。クラシックピアノで「ハノン」という指の練習があるけど、あれほどつまらないものはない。だからがんばらないと途中で投げ出してしまう。おいしい、かっこいい世界にすぐに行きたい。でも結局「急がば回れ」なんだよね。

その基本を追及しているのが人事の学校です。それをつまらなくならないようにがんばってます・・・・。

ということで、みなさんよい週末を。
金曜日の夜も土曜日も仕事だぜ。あー嬉しいな。

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