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Column

聞く・聴く・訊く

2014.1.8

新年からトップスピードで進んでいる。みんながんばってくれたまえ!

さて、(以前にも書いたかもしれないけど)「人の話をきく」というのには3つのカテゴリーがあると言われている。

「聞く」・・・自分の考えを排除してありのままを聞くこと
「聴く」・・・その人の心の中の叫び、感情を聴くこと
「訊く」・・・より引き出すために質問していくこと

カウンセリングの手法だと思う。

「きく」というのは難しい。

でもそれはとても大切なこととされていて、優秀な営業パーソンは、
伝えることより、きくことが大切だ。

僕は話すのは得意だけど、「きく」のは苦手かもしれない。

ピーチクパーチク話す人って信頼できないよね。

わかっちゃいるけど話してしまう。

当社で提供しているB-CAV testなどで見てみると
発信型(話す・伝える)のコミュニケーションが得意な人と、受信型(きく) が得意な人というのは
比較的わかりやすく見えてくる。

どちらも大切だが、受信型の方が説得力が高いとも思う。

だって、「あー、この人は私のことをわかってくれている」と実感すれば、
その人の言うことをを素直にすーっと受け入れることができるから。

僕が営業としてイマイチだったのはこういうことかもしれないと思う。

まずはこの3つの「きく」ということを心がけて、いまの自分の立ち位置を確認するのもいいかもしれない。

要するに人間関係における多くの「ミスマッチ」は、 コミュニケーションロスから生まれ、
それは「自分の状態」がよく見えていない、ことから起こると思うからだ。

就職でも転職でも、自分がどういう立ち位置にあるのか、
よく認識していくことは大切で、そのうえで、「これからどうする」ということをできるだけ客観的に考える材料にしていくことが肝要だろう。
ほんとに客観的になることができたとしたら、自分の進むべき道がすっきりと見えるように思うんだけど。

自己分析は「きく」ということから始まるようにも思う。
よく採用面接で、

「あなたのことを周囲の人はどのように言っていますか?」

といった質問に対しての回答が

「あーこの人自分のことを客観的に見てるなー」

と思える答えが返ってくると安心できたことを思い出す。

そこには、いい面と悪い面が客観的に分析されていて
自分が変えていくべき点を認識している、ということがわかると、信頼感が増した記憶がある。
それには、周囲の話を「きく」ということのスキルが見えるとも思う。

でも「きく」って難しいよねえ。そこに自我、自己認識があるからねえ。受け入れるのには勇気が必要だね。
それを「素直」っていうのかもしれないですね。

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