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Column

自己評価

2015.11.13

本の発売まであと1週間・・・・。11月もあっという間だなあ。

さて、しばらく休みがなかったので、さすがの西尾さんも疲れた。

考えなければならないこと、まとめていかなければならないこと、行動しなければならないことが、山ほどあり、ちょっといろいろ広げて仕掛けすぎたかなあ、と少々反省の日々ではある。

さて、今は連日、いろいろな会社の「評価調整会議」に参加させていただいている。
上期の評価シーズンだ。

この「評価調整会議」は、基本的にクローズで行われているので、
イメージしにくい方も多いと思う。

そしてその会社限定なので、僕たちコンサルを除けば、
社外の人がそこにいることは、まずない。

すばらしい評価調整会議をされている会社がいくつもある。

ほんとにすばらしい。

参加されている経営者、管理職の方々が、
メンバーひとりひとりについて考え、悩み、フィードバックするメッセージを考え、
どうしたらもっと成長していくのか、話し合っている。

ぜひ他社の方にも見せたい!と思うのだが、それはさすがにできないので、
僕が言葉で伝えるしかない。
(今度、評価調整会議ビデオでも作ろうかと思ってる)

この評価調整会議についてはまた改めて書こうと思う。

で、表題の「自己評価」だが・・・。

僕らの仕組みで人事制度を入れていただいた企業様には、基本的には、
「自己評価」⇒「評価面談」⇒「一次評価」⇒「部門別評価会議」⇒「二次評価」⇒「全社評価会議」という手順を踏んでいただく。

必ず、社員それぞれが「自己評価」をしてただくことにしている。

で、全体的な傾向としては

「自己評価が高すぎる人は、実は高く評価されにくい」ということだ。

もちろん、評価は褒める仕組みでもあるので、
自分自身で「ここはできた!」と思うところは、高い自己評価をしてもいいと思う。

でも、全部の評価項目が、SS(最高評価)やS(すげーという意味)で自己評価をしている場合、
評価会議での様子としては「ちょっと自己評価、高いよねえ・・・」「状況、見えてないよねえ」というコメントともに、
会議参加者の悩みの種となってしまう。

自己評価が高すぎる、という問題は、評価者が、「普段、課題を指摘していない」ということから来るケースが多いが、それだとしても、もう少し、自分を客観的に見てほしいと思うケースが多い。

僕も含めてだけど、人は「いい点と課題点がある」と思う。

すべての評価項目がSS(スペシャルすげー)という人はまずいないのだ。

「できている」と思うほど、実は「できていない」のだ。

「まだまだだな」と自分自身を振り返っている方が、成長する。

自分自身の課題点を絞り込んで、自己評価してほしいと思う。

あ、それと自己評価が「低すぎる」というのも考え物だ。
「高すぎる」よりはいいんだけど、「仕事ほんとにしてんの?」と思われてしまうこともあるので、
自己評価で、主張すべきところは適切に主張したほうがいい。

その客観性も大事だ。

・・・というようなことも少し織り交ぜた本になります。

明日は休むぞー(スポーツクラブにはいくけど、たぶんゴルフの練習もするけど)。

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