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Column

パーソナリティ

2016.2.17

「評価基準」は、おかげさまで再び重版となり、3刷となりました。ありがとうございます。

「評価基準」を「評価」いただき、とても嬉しく思っています。

この本では、主に「コンピテンシー=成果を出すための欠かせない行動」について述べています。

評価基準は、もちろん会社ごとのオリジナリティも大切だけど、
ビジネスをしていく上での「汎用性」も大切であるという考え方です。

どこでも通用する人材になっていける、ここにいればそうなれる、と社員に思ってもらえれば、
社員はそこでがんばろうと思ってくれるのではないか。

また社員側は、どうしたら成長できるのかを、会社の評価基準の整備に関わらず、
汎用的な力をつけていくことで、確かな自信を持っていけるのではないか。

・・・ということです。

さて、表題のパーソナリティですが、

パーソナリティって、日本語で一言で表せば「性格」となるけど、
社会心理学では、気質、性格、能力の3要素の複合体と考えることが多いそうです。

僕自身は、パーソナリティは「変えることができる性格」と捉えています。

そしてこのパーソナリティは、「評価基準」でも表した、コンピテンシーの発揮に影響を与えます。

僕は事前に段取りをしたり、綿密に計画を立てることは好まない「パーソナリティ」を持っていますが、
これは、コンピテンシーにおいての「計画立案」や「進捗管理」といったものとなじみません。

計画とかは、できればしたくない、と思っています。アドリブが好きです。

でも、自分の役割といて「計画することが求められている」と気づき(めんどくさいなあと思いながらも)
それを行動に移してしていけばいいのです。

大事なことは「計画することが求められている」ということを認識し、
「自分はそれって好きじゃないんだよなあ」「でもやんなきゃなあ」と気づくことです。

そのうち、「計画していないと気持ちが悪い」となってくれば、
「変えることができた性格」になる、という訳です。

僕たちはなんとなく自分の「性格」はわかっているつもりですが、
明確に定義づけられて理解しているというケースは少ないように思います。

最近、評価とか面接とかに関わっているとつくづく思うのは、
仕事にしてもプレイべートにしても、「自分のことをわかっている人は、楽しくやってるなあ」
「うまくいってるなあ」「うまくいってなくても強いなあ」という感慨です。

自分を知ることは、様々な場面で有用に作用すると思います。

というわけで、それを推進するための「協会」を(いまのところひっそりと)設立しました。
http://jpea.or.jp/

弊社の適性検査を多くの人にフィードバックして、
自分をもっと知っていただき、楽しく人生を歩んでいただきたい、
そのためにどうしたらいいか、と考えてきて作った組織です。

世の中の多くの適性検査は「人事部門」は見るが、
まだまだ受けた本人に適切にフィードバックされていないと思うのです。

もっと「自分を知る」機会が増えてもいいのではないかとずっと思ってきました。

パーソナリティに良い、悪いはありません。
計画嫌いでも、それは柔軟性に結びつきます。
メリットとデメリットの両面を持ちます。

そしてそれが大切な個性につながります。

協会の活動はまだまだこれからですが、
追々、こちらへの想いも、ここや協会側で発信したいと思います。

僕?そうは言ってもまだまだ自分のことはわかってないと思ってますけどね。
「わかっている」と思った時点で、もう「わかってない」というのが人間だよね。
でも「わかろうとする」ことは大事じゃないですかね。
他者を変えるより、自分を変えるほうが簡単だろうしね。

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