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Column

社員を見つめる

2018.8.25

こんにちは。
コンサルタントの中村です。

先日、知り合いの経営者の方と食事をさせていただきました。
大塚の日本酒の名店で。

ひと頃はとてつもなく忙しそうにされていたのですが、
どうも少し落ち着いた模様。

聞いてみました。

何でもかんでも自分でやってしまう状況を脱すべく、
社員へ業務を委譲するべく試行錯誤してきたそうです。

けれど、なかなかうまくいかなかった。
時間がかかりました。

任せたらなるべく口を出さない、
なるべく自分で考えるように仕向ける、
逆に、細かく指示を出してみる、
どれもうまくいかなかったそうです。

そして、ようやく見つけた方法は、
仕事をお願いして、あとはずっと「見つめる」こと、
だそうです。

面白いなあと思いました。

あえて、「見つめる」という言葉を使ってらっしゃったと思うのです。

その社長のキャラクターと合わせて想像するに、
それは社員側からすれば、「見守る」という行為なのだと思います。

ちゃんと見てくれているという安心感と適度な緊張感が、
社員に自律的な行動を促すのだと思います。

一方で、経営者の側からすると、「見つめる」というスタンスが、
「無理して口を出さない」というやせ我慢にならずに、
客観的な役割を徹底させるのではないでしょうか。

それは「監視する」とは全く違うものです。

育成のための評価も同じ。監視ではだめなんですよね。
一歩目は見つめることだよなあと思いました。

ではでは。

シニアコンサルタント
中村真一郎

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